富山にゆかりある女性たちの働き方をクローズアップします。
第4回目は富山県出身の「フルフィル」の飯野裕子さんです。
・高齢の親が暮らす実家の片付け(住環境)に不安を感じる人の相談窓口
・高齢の住環境を改善、維持するための、お掃除代行・片付け・整理収納作業
・高齢の住環境を改善、維持するための、改修、リフォーム工事の斡旋
・収納用品や家具、インテリアのご提案
以上の家の中を快適に整えるお手伝いをするコンシェルジュをしています。
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「フルフィル」 を立ち上げるまでの経緯について教えてください。
高校卒業後、長い間東京で働いていました。住宅リフォームやインテリアの商品企画の仕事に長期に渡って携わり、住環境について触れる機会が頻繁にありました。また、仕事においては出張が多く、プライベートにおいても引っ越しを人生の中で21回経験しています。そのおかげで、パッキングが得意になり、片付けることの便利さを追求する多様な経験を積んできました。
起業をしようとしたきっかけを教えてください。
在京中に富山から母を呼び2018年に他界するまで、15年ほど一緒に暮らしました。亡くなった母は料理が得意で、いつも手料理を振る舞ってくれました。そして、食べることもお酒を飲むことも好きな私たち親子の家には、大勢の人がご飯を食べに尋ねて来てくれました。延べ100人くらいはいらっしゃったと思います。
このような環境にもかかわらず、お恥ずかしい話ですが、私が母から受け継いだレシピはたった一つでした。
「母が作ってくれたたくさんのレシピを、生きている間になんで教わらなかったんだろう」と亡くなった後になって悔み、母の味を再現できないことが今でも私の最大の後悔となっています。
沢山の人と食事をして楽しく過ごした時間が母からの大切で貴重なギフトだったんだなと今となって思います。大切なことは失ってから気が付くって本当だなと、身をもって体験しました。
「近くに居ていつでも聞ける」「そのうち教えて貰おう」などと思いがちですが、自分自身の反省から「親への想い、価値観の理解や共有」で、少しでも後悔のないように、多くの方に先々の生きかたを整える何かサポートが出来ればという思いがいつしか芽生えました。
これまでの経験を活かし、得意な住環境改善を切り口に起業することを決意しました。東京に住んでいた頃から、なんとなく将来は富山に戻り起業しようと思っていたところ、2022年に帰郷し5月にこの事業を立ち上げることに至りました。
この仕事をしてよかったなと思うことを教えてください。
やはりお客様に喜んでもらえたときです。そして、お悩みや難しいと思われていたことが、
お話を聞いて行動に移して解決された時に、そのことを共有出来るのがいいですね。
これまでに大変だなと思ったことはありますか?
社会人になってからの富山の人脈に乏しいことです。そのため、まずはなるべく人に会う機会をつくるようにしました。現在はこの事業を少しでも多くの方に知っていただき、今後はその先の集客にもっと注力していきたいと思っています。
今後目指していきたいものを教えてください。
大人の親子が、お互いに幸せに自分らしく生きるため、生き方と住まいを整えるサポートをしていきたいと思います。
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(レポート:ライターhappa)
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