連載「働くワタシ」

「自分らしく働く女性」日本人留学生向け英語講師INカナダバンクーバー

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富山にゆかりある女性たちの働き方をクローズアップします。

第2回目は富山出身の女性「働く」をご紹介します!

カナダ バンクーバー在住、40代のMさんにインタビューさせていただきました。

画像は現地のご本人より提供

◆今具体的にどんな仕事をしていますか?

画像は現地のご本人より提供

カナダのバンクーバーで日本人留学生に英語を教える仕事をしています。
中間管理職として先生方とオフィス側の調整役をすることもあります。

◆仕事をやっていてよかったなと思うことは?

もともと日本にいる時に英語教師をしていました。

結婚してしばらく日本に住んでいました。しかし、主人の生まれ故郷のカナダに移住することになりました。

移民という条件で肉体労働ではなく、日本で経験してきた英語教師をバンクーバーでもできていることはとても恵まれていると思っています。

教師という職業は生徒たちの成長、つまり英語の上達に直接かかわることができます。それを肌で感じられることろが一番の魅力だと感じています。

また、子育てをしながら自分の仕事を持てるのは、凄く幸せなことだと思っています。

母親としての顔だけでなく、自分自身が自立した時間を持つことができます。ある意味それが子育ての息抜きにもなっています。

◆今の会社の働きやすさについて教えてくだい

日本の企業ではありますが、カナダの法律に沿っているので、労働者の権利が大切にされています。

例えば「有休を取る」「残業を断る」「子供の行事などで休みを取る」など、あまり気兼ねすることなくお休みを取ることができます。
また、責任も伴いますが、自分が担当しているクラスでは各自の采配に任されています。

そのため、自分のスタイルで授業を実施できることにやりがいを感じています。

◆コロナ前とコロナ後で仕事のスタイルは何かかわりましたか?

オンラインでのレッスンがそのまま今も週2は継続できています。また、業務時間がよりフレキシブルになりました。職場に行ってもラッシュアワーを避けて早めに帰宅し、自宅で仕事をするなどができるようになりました。

◆自分にとって、子育て、仕事、家庭、趣味においてバランス、優先順位など、教え下さい。また、自分らしく働くためには、どんなことが必要だと思いますか?

日本にいた頃は、まだ子供はいませんでした。その頃は、家庭より仕事を優先させていたところがあり、残業は当たり前、休日に家に仕事を持ち帰ったりすることが多かったのです。こちらへ来て子供ができてからは、以前の働き方に戻らないように家庭優先を心がけています。ただ、なかなか実践できないことも多いです。時間内で仕事が収まるように業務に優先順位をつけ、仕事内容を決めて働くようにしています。

◆仕事、家庭、子育て、の両立で、辛いと思ったことは?

好きな仕事をしているせいか、夢中になると家でもついつい仕事のことを考えてしまいます。気持ちに余裕がなくなり、子供の相手ができなくる時があります。そんな時は後で落ち込み、よく反省します。
基本的に主人が子供の習い事の送り迎え、近所のパパ・ママ友とのお付き合い、料理などしてくれます。私が仕事が忙しい分、かなり協力的でとても助かっています。そのため感謝はしていますが、どこか引け目を感じる部分もあります。

◆会社に改善して欲しいところは?

部下が上司の顔色をうかがったりすることなく、必要なことがあれば部下からも進言できるような関係性が保たれている職場になってほしいと思っています。率直な意見やアイデアが出せる風通しの良い職場になるともっと嬉しいと感じています。

いかがでしたでしょうか。

それぞれのスタイルで、日々頑張って働いている女性たちに触れ、読者の方たちにも、自分自身と照らし合わし、勇気や励み、共感、それぞれの思いで何かを感じ取って頂きたいです。

(レポート:ライターhappa)

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